多くの友を有する者は一人の友をも得ず ~アリストテレスの名言~
こんばんは。
遠藤です。
今回は、タイトルにあるように「多くの友を有する者は一人の友をも得ず」について深堀りしたいと思います。
この表現をもっと直接的に表現すれば、「友だちが多い人は、真の友人を1人も持つことができない」と言い換えればいいでしょう!
「人との繋がりが多い人は本当の友だちを持つことはできず、逆に繋がりが少ない人は真の友を持つ可能性がある」ということを、今日はお伝えしていきたいと思います。
このような言葉を聞いて、「なるほど」「確かに」と思った人がいるかもしれません。反対に「本当にそうなの」「こんなのでたらめじゃん」と批判的に捉えた人もいるでしょう。
確かに、友だちが多い人は深い付き合いをしていないので、友情を深めることができないと見られがちです。しかし、この事実が100%当てはまるわけではありませんので、真に受けいれる必要はありません。
ただ、友だちが多い人がこのような傾向にあることが分かっているだけです。
この点を勘違いしないよう注意してください。
では、本題に入りたいと思います。アリストテレスが私たちにいったいどんなことを伝えたかったのか、具体的にお伝えしていきますね(あくまでも、筆者自身の解釈です)。
多くの日本人は、学校教育で童謡の「友だち100人できるかな」を聞かされ、「友だちは多い方がいい」「友だちは多ければ多いほどいい」と思っているかと思います。先生からも、「友だちをたくさん作ったほうがいいですよ」と教えられ、本気で「友だちは多い方がいい」と盲信する人が多いような気がします。
そのせいか、日本社会では、
友だちが多い人が優れていて、逆に、少ない人は劣っている人と見なすような風潮が蔓延しています。実際、このような考えを真に受けても何の意味もありません。無視した方がいいでしょう。ちなみに、私は後者でした。小学生のころは、「友だちが少ない人」だと侮辱されていたので、大いに憤りを感じていました。「友だちが少なくて何が悪いんだ」と文句を言いたいくらいでしたね。(今はもうこんな感情を抱くことはありません)。
ではここで、タイトル「多くの友を有する者は一人の友をも得ず」の本質についてお伝えします。
この名言は、「友だちは多い方がいい」という考えに批判的に捉えています。友だちが多い自慢をしている人は、その人とは本当にその人と友情や信頼関係があるのか疑問に思います。おそらく、ほとんどの人は築いていないでしょう。深い付き合いをしていませんから。事実上、表面的な付き合いや浅い関係を築いているだけにすぎません。
真の友情は、簡単に育むことはできません。深い関係性を持っていないと不可能なことです。当然ですが、多くの友だちを持っている人は、真の友人も持つことはできず、また、表面的な関係と友情の違いを区別することができません。
友情を知らない人が、真の友を持つことはありません。おそらく、友だちが多いと思っている人が思っている友だちは、相手からしてみれば「友だち」ではないとみなされているかもしれません。相手はそこまで深い関係だと思っていないので、ほとんどは「友だち」だとカウントしていないと考えられます。
こうしてみてみると、「友だちはそこまで多くなくてもいい」と思うかもしれません。「友だちが多い方がいい」という考えは、世間の勝手に決めつけられた価値観にすぎません。上記でもお伝えしましたが、この考えを信仰するのは無意味なことです。真の友を持ちたいのであれば、「付き合う人を減らし、深く狭く付き合う」必要があることをアリストテレスは私たちに教えてくれたのだと私は考えています。
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